忍者の隠れ蓑

クソデッキの墓場。

エリア戦の準備~結果までの記録

※この内容は、以前noteの方に投稿したものと同様です。

 

初めましての方は初めまして。そうでない方も初めまして。チェプです。

今回は、11月23日に行われたデュエルマスターズ全国大会2019エリア代表決定戦戦北陸大会に向けた準備・戦歴・結果などをまとめていきます。
(大した結果残せてません)(以下である調で進めていきます)(長いです)

はじめに

私は悩んでいた。エリアで何を握ればいいのか。何しろ手元にデッキが無いのだ。権利戦も友人のデッキを借りて出場したら優勝してしまったので、2ブロックのデッキは何ひとつ所持していない。

最近はCSにも出場しておらず、殿堂の環境デッキすらない。CSに出るのを辞めようと思ったときに大半のカードを手放してしまったため、そもそも手持ちのカードプールも無い。

このような状況で、今の環境デッキを1から組むとどうなるか。

間違いなく財布が死ぬ。現環境で戦うにはGRゾーン無しという選択肢は存在せず、《ドドド・ドーピードープ》《グッドルッキン・ブラボー》《全能ゼンノー》が入らないデッキとなるとかなり条件が絞られる。というか、ほぼ無い。

他にも、《BAKUOOON・ミッツァイル》《知識と流天と時空の決断》《”魔神轟怒”万軍投》・・・・等、GRクリーチャーを展開できる強い札は、高い。今後CSに継続的に出場していくならばともかく、今回きりのためだけに買うほどの余裕はなかった。

ただ、出場するからには、勝ちたい。負けるための戦いにわざわざ福井に行く理由はないのだ。仮にも出場権をもらっているのだから、真面目に取り組まなければ失礼だろう。

ならばどうするか。作るしかない。自分が納得のいく、最高のデッキをビルドするしかない。

というわけで長い長いデッキ試案の日々が始まった。Bushi(@Fushi_Bushi2017 )君をサンドバッグとし、デッキを思いつく度にスパーリングを行った。

(なお、彼は私にデッキを貸し権利を取られ、自身は権利を逃し、散々サンドバッグにされる苦行を体験してきました。そろそろ彼に殺されても文句言えないと思います大変申し訳ございませんでした)

この試案中生み出された構築まで乗せると流石に長すぎるので、別途記事で纏めようと思う(気力があれば)。

調整の結果、完成したものが次の通りだ。

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弱すぎ太郎

どうしてこうなった?

デッキを組むたびにミッツァイルにボコられ、どんどん勝てるデッキを目指した結果、こうなってしまった。強いカードは、高い。

なお、流石に買い揃えることはできなかったため、このデッキの大半は借り物で構成されている。このデッキを自分の手持ちだけに直すと、こうなる。

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カードを提供してくれた方々、ありがとうございました。

(なおこのデッキの名前はsasurai(@hubby_megmeg31 )が命名し、またBushiから「他人の力でイキり散らすとかなろう主人公みてえだな」とのお言葉を頂いたことが決め手となり「RANOBENO-CASTLE!」に確定しました)

採用カードの解説

《Wave All ウェイボール》4枚

初動1。このデッキの理想ムーブの1つである「2tウェイボール、3tラッキーナンバー1GR、4tイグゾーストナンバー1GR」の動きに必須。GR呪文の展開量を雑に増やしてくれるスグレモノ。コンセプトにつき4確。

《*/零幻ルタチノ/*》4枚

初動2。ミノミーと悩んだが、GRクリーチャーが軒並みバケモノなのでそいつらを実質初動にできるこちらを優先した。ウェイボールとどちらかは引いておきたい初動なので4確。

《KAMASE-BURN!》4枚

盤面除去+GR展開できる呪文。赤青ミッツァイルのヤッタレマンやザパンプ、赤白のプーンギなど、初動で出てきた小型を潰したい。GRはゼンノーのみ2000ラインなので注意。ただゼンノーを抜く理由はない。ゼンノー強いから仕方ない。小型を確実に潰したい対面がそこそこあるので4投。

《スパイラルa.k.a.竜巻》3枚

青の4枚目以降のKAMASE-BURN。違いはバウンスであること、トリガーが無いことだが、除去ラインが固定であることは大きな強み。GRクリーチャー相手なら破壊もバウンスも変わらないので、KAMASEより重宝することも多い。とはいえ一番小型を退かしたい赤青ミッツァイルなどはバウンスが不利に働くこともあるので要注意。KAMASEと合計8枚は過剰に感じたので3投。

《MANGANO-CASTLE!》4枚

バグカードその1。4マナから2〜4打点飛んでくるのは控えめに言って意味が分からない。ダンダルダBBによって更にぶっ壊れた。このデッキの実質的なフィニッシャー。当然4確。

《機術士ディール/本日のラッキーナンバー!》4枚

バグカードその2。こいつを使うためにこのデッキを組んだと言っても過言じゃない。ただこのデッキの場合闇雲に打っていいカードではなく、相手の何コストを止めるか、仮に返しラッキーナンバーされた場合後続が大丈夫かなどを考えながら打つ必要がある。対面次第では引かないとお話にならないので4確。

《イグゾースト・II・フォー》4枚

墓地のラッキーナンバーやMANGANOなどを打ちながら、相手のブロッカーやアタッカーを封殺できる神カード。私は有効に使えるシーンが多いと思えたので4枚入れているが、正直調整枠ではあると思う。

《龍装者バルチュリス》3枚

アタッカーの保険要因。MANGANOに雑に+1点できるだけでリーサルに届くシーンが多いが、複数引くのは弱いので3に減らした。

《轟轟轟ブランド》1枚

ビートの革命的殿堂カード。間違いなく強いが、このデッキだと手札が1枚ずつしか減らないので召喚を早々に諦めてマナチャージすることも割と多い。ただし単純にカードパワーが高く、邪魔になることよりも便利に使えることの方が圧倒的に多かったので投入。

《BAKUOOON ミッツァイル》2枚

今期最大のバグカード。とはいえ、このデッキでは使う機会がそれほど多くはない。ウェイボールをアタッカーに変換できるのが唯一無二の利点であり、全抜きはあり得ないと思っているものの、正直腐るシーンも少なくない。上記の理由で複数投は邪魔になるため2枚。

《SMAPON》4枚

ミッツァイルを減らしたことで赤マナ不足に陥り、赤のトリガーを求めて投入したカード。ただし最近は赤青ミッツァイルがザパンプの枠を空けるためナンバーを抜いていることがあり、刺さるシーンはかなり増えている。SSTにワンチャンあるのも素敵。スマホの力を過信するのが板。

《終末の時計 ザ・クロック》3枚

ナンバー対策の散らし要因。ジェイショッカー等で簡単に止まってしまうため正直あまり期待していないが、ラッキーナンバー7宣言1枚で止まらないようにするために積んだ。封殺されるシーンが多くあまり期待を寄せていなかったので3に減らしてしまった。

GR

《ドドドドーピードープ》《グッドルッキンブラボー》

いつもの赤ビートの仲間たち。このデッキは大量に横並びすることはあまりなく、少数精鋭で殴りかつことが多いため、こいつらのような打点が多いGRは必須クラス。

《ダテンクウェール》

このカードもいつものカードだが、ダンダルダBBによって種族ジョーカーズであることに圧倒的な利点ができた。詳しくは後述。

《全能ゼンノー》

GRの値段を更に跳ね上げたクソ野郎。苦手な赤単B我などの速攻やマッハファイターを止められることは圧倒的利点。種族ジョーカーズであることもさいつよ要素。

《マグカジロ》

ラッキーナンバーが打てる。正直それ以上の利点にならないので抜いてもいいかもしれないが、KAMASEの打点阻害にならずこのデッキにフィットする効果を持っていたGRは他にホッテホッタくらいだと思っているので、その選択であればこっちかなと。一応スパイラルaka竜巻も打てるよ!

《無限合体ダンダルダBB》

最近生まれた新たなるバグ。こいつが出たことでMANGANO-CASTLEが捲り次第では1枚からリーサルを狙えるようになった。こいつのためだけに前日に無限改造デッキ買った。

 

戦歴

1回戦 シータミッツァイル 先行

2Tウェイボール、お相手1ブースト。

3Tルタチノ、GRはマグカジロ。お相手ラッキーナンバーで4を宣言される。

その返し、4Tラッキーナンバーでこちらも4を宣言。更にマグカジロで1点。攻撃時の呪文は無し。お相手返しジューサー召喚、GR不発。

5T。MANGANOからダンダルダBBとゼンノー、ゼンノーをJトルネードで戻し再度MANGANO。そのままごり押し、勝利。

 

2回戦 青魔導具 後攻

初手 ミッツァイル SMAPON クロック ウェイボール ウェイボール

 

・・・・・・・・・・・・・・・??????????


ドロー クロック
手札 ミッツァイル SMAPON クロック クロック ウェイボール ウェイボール

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SMAPONチャージエンド

お相手2t新世壊

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ドロー SMAPON
手札 ミッツァイル SMAPON クロック クロック ウェイボール ウェイボール

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オワッタ・・・
とりあえずクロックチャージ、ウェイボールを着地、ターンを返す。

お相手3t「チャージエンドで」

ん???もしかして青魔導具握っていらっしゃらない???それならばワンチャンあるかm

ドロー ウェイボール
手札 ミッツァイル SMAPON クロック ウェイボール ウェイボール

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クソァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんなんだこのクソデッキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

SMAPONチャージ、ウェイボール2枚目着地、エンド。

相手4ターン目 チャージ無し。バレッドゥを発動しターンエンド。

オワッタ・・・
流石にバレッドゥの2ドロー+新世壊のドローまで挟めば、後続は引けているだろう。
今回のエリアはこれで1敗か・・・とりあえずドローしよう・・・

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!?

いやでもこれ1枚じゃ解決しない・・・でも他にできることないしウェイボール起動のためにも打つか・・・

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ウェイボール2回分

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ダンダルダBBアタック時ゼンノーJトルネード、MANGANO2発目から更に2枚目のダンダルダBBとグッドルッキンブラボーを捲る。

もういくしかねえ!ダンダルダで1点!

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オワッタ・・・俺の快進撃・・・

お相手「メラヴォルガル切り、ダンダルダBBとグッドルッキン破壊で」

あれ?ガリュミーズ無いの?

盤面はドーピードープ(MANGANO)、マグカジロ、ウェイボール2体。
手札はウェイボールとミッツァイル。
相手の盾はあと4枚あり、ドープでアタックしてしまうと希望がなくなるためターンエンド。

お相手4t目、カージグリでウェイボールバウンスし終了。

5t目、トップクロック(いい加減にしろ)をチャージ、
2マナウェイボール2マナウェイボール4体破壊1マナミッツァイル着地!

トリガー踏んだら破産トリガー踏んだら破産トリガー踏んだら破産

 

お相手「卍獄殺・・・は墓地足りないですね」

運だけ

押し切って勝ち。絶対負けたと思った。

3回戦 赤白ミッツァイル 先行

2tウェイボール、返しミクセル。
こういうときのためのKAMASEや竜巻のはずが、今回は握っていない。3t目は何もできずエンド。
相手3tプーンギ。ゲロ重い。
しかし次のミクセル1点に対し、SMAPONがトリガー。SMAPON自体はミクセル効果で山札下に行くものの、ミクセルの除去に成功する。

4t、ルタチノでダンダルダGR。お相手はチャージ無しでリリアングから正義の意思にひれ伏せ、ブルンランブルを捲るがこちらの場には2000以下は存在しないためcipはスルー。プーンギアタックも無し。

5t、MANGANOからゼンノーとグッドルッキン。ゼンノー1点を経由しダンダルダでゼンノーJトルネード、再びMANGANO。ダテンクェールとドーピードープを展開。グッドルッキン1点アンタップ、ダテンクェール2点

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まあ仕方がない。あることは予想していたし、ケア手段は握っていなかったし。

盾を全割りできたことで、クロックかラス盾SMAPONで勝てる状況。赤白ミッツァイルはトリガーケア手段を持ち合わせてはいない(多分)ので、ひたすらに、祈る。

お相手はMANGANOからGR展開(細かい内容忘れたけどリーサルは届いてた)。トリガーは

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勝負は決した。

4回戦 赤緑ヴァイカー 先行

事件発生。

2コスト帯どころか、3コスト帯の生き物生成できる札すら引いていない事態に。

お相手は2tブーストを成功。3tにとりあえず引いていたラッキーナンバーを投げる。しかしそれは意味を成さず、チキチキJETサーキットの展開を許す。

4t目。この時点で私の手札は、MANGANO、イグゾースト、バルチュリス。次のターンのヴァイカーはほぼ確定のような状況であり、イグゾーストからラッキーナンバーをもう一度唱えるか、このターンMANGANOで走って盾に全てを賭けるか。

これを書いている今考えれば恐らくイグゾーストナンバーだったと思うが、この時の私は盾を過信していた。

私「MANGANO発動」

捲れたのはマグカジロとグッドルッキン(だったと思う)。バルチュリスを絡めてお相手の盾は1枚に。

お相手のターン、予想通りヴァイカーを召喚。盾を削ってくる。

シールドトリガー次第では捲れる。その中身は

 

3枚目、SMAPON。以上。

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負け。

5戦目 青黒GRハンデス 後攻
お相手2tゴーストタッチを浴び、KAMASEを抜かれる。
返しウェイボールを着地させるが、3tドゥポイズで虚無。

3tは何もできずターンを返すものの、4t目からイグゾ―スト→KAMASEでグッドルッキン。5tお相手完璧水で1GR1バウンス。グッドルッキンをバウンスされ、甲殻TS-10(ブロッカー)を立てられる。

クロック素召喚からイグゾ―スト、クロック、バルチュリス降臨から3点。ボルギーズでイグゾーストを退かされるものの、返しクロック1点。バルチュリスアタックは甲殻でブロックされ、相手の盾はあと1枚。

しかし返しにウォズレックから私の墓地のスパイラルaka竜巻とお相手の墓地の改造治療院を唱えられ、バルチュリスをバウンス&ハンデス。クロックはボルギーズで戦闘破壊。

そこから数ターン、MANGANOを引けるかのゲームが始まった。

お相手はラッキーナンバーを発動できず(溜め込んでた?)、ゼンノーもブロッカーも立てれないターンがしばらく続く。

私はドローで引いた生き物を雑に投げつけていくが、全て除去される。

相手の盾は1枚。MANGANOが、MANGANOが引ければ勝てる・・・!

 

現実は非情。結局相手のゼンノーが先に降臨。

最後はお相手ラッキーナンバー2枚発動、ウォズレックから再度2枚発動で2,3,4,7コストを停止させられた状態に。

負け負けーと思いながら盾確認。

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そら引けんわ。

4-2は2名しか上がれないようで、この時点での2敗は上がれる気がしなかったのでドロップして今年のエリア戦は終了。

総評

結果は残念ながら振るわなかったものの、3-0できたときは結構wkwkできたので大分満足した。MANGANOに頼りすぎな点は正直あったので、改善点とすればそこだと思う・・・が、MANGANOほどパワーのあるカードなんて早々存在しないため難しいところ(調整中はゴルドーザや印鑑Dも試したが、微妙だったため没になった)。

とはいえ、このデッキ自体のポテンシャルはかなり高いと思っている。今回当たらなかったものの、赤青ミッツァイルにはかなりの勝率を誇り、赤青・シータ・赤白のミッツァイル3種は全て5割以上の勝率がある(練習では)。もう借りたカードは返却し、自前のミッツァイルやゼンノーも全て手放したので、私がこのデッキを握ることは二度とないが、誰かの構築の参考になれば幸いである。